函館市電
函館の便利な交通手段となっている函館市電。現在は「函館市企業局交通部」が路面電車の事業を行っている。
函館中に張り巡らされていた路線網は、時代の流れと共に70年代より減少していった。現在は「函館どつく前-十字街(じゅうじがい)-湯の川」を走る5系統、「谷地頭(やちがしら)-十字街-湯の川」を走る2系統のみ運行されている。
終端駅は全て2面1線の構造になっており、運転士と車両が入れ替わり折り返し運転をしている。また、乗務員の交代は駒場車庫前で行われる。
全線で専用軌道を走ることなく、全区間道路の中心部に併用軌道が敷かれている。湯の川-函館どつく前・谷地頭の所要時間は40分を超え、乗り応えも満点だった。
訪れた2017年2月の時点では現金のみでの支払いで、運賃は距離により大人210-250円だった。現在は交通系ICカード「ICAS nimoca」が導入されている。
外国人観光客に対応するため車内には4ヶ国語に対応したシートが用意されていた。
最終更新日 2020/05/03