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  • 横浜市電保存館

    磯子区滝頭にある横浜市電保存館ではその名の通り横浜市電で活躍していた車両が保存展示されている。保存状態は非常に良く、車内も自由に見て回ることが可能だ。2017年5月訪問。

    500型 523号

    登場年:1928年
    当館に保存されている旅客用車両の中では最古のもので唯一の単車(2軸車)となっている。最も時代を感じられる車両であった。

    1000型 1007号

    登場年:1928年
    500型と同時期に製造された車両だが、こちらは横浜市電初のボギー車となった。中扉が付き、車両の長さも13.4mとなり後に登場する車両と比較しても非常に大型の車両である。

    1100型 1104号

    登場年:1936年
    1000型と比較すると短めの車両になっている。戦前はクロスシートが備えられ『ロマンスカー』の愛称があったとのこと。
    また、1156号が横浜市の久良岐公園にも保存されている。

    1300型 1311号

    登場年:1947年
    戦後の輸送力確保のため製造された。保存館リニュアルの際、登場時の塗装に復元されている。

    1500型 1510号

    登場年:1951年
    アメリカで開発され広まったPCCカーの一種に相当する。こちらも保存館リニュアルの際塗装が変更されているが、実際は類型である1150型に塗装されていたものだった。
    また、1518号が横浜市の野毛山動物園にも保存されている。

    1600型 1601号

    登場年:1957年
    横浜市電では最後の新型車両として製造された。従来の車両と比較すると近代的なデザインになっている。

    無蓋貨車10号

    レールや敷石の運搬、保線作業などに使用されていた。